「おい!ゲンマ!あの綱手さまが木ノ葉に戻ってこられるそうだぞ!」
「…つー事はシズネも戻ってくんのか」
シズネが綱手さまに付いて出てったのが10数年前
あいつもちったぁ色気つーもんが出て女らしくなってるだろうな…

いや、なっててほしい(願望)

昔っから心配性で落ち着きのないヤツだったが綱手様の付き人ともなれば、落ち着きも備えてしとやかに成長してるだろうし

…貧相だった胸も成長してるに違いない(断言)


「あ、ゲンマー!」


それで俺と再会した時には嬉しさできっとシズネは涙ぐんで俺はそんなシズネを優しく…

「あ…?」

「ゲンマー?ここ!私ですよ!私、シズネです!覚えてませんか?」

「………成長してない」

夢が一瞬にして砕かれた瞬間だった
小さいときから何も変わっちゃいなかった
幼さの残る顔…いわゆる典型的な童顔ってヤツだ
どうやら縦にしか成長しなかったらしい細い体つき、飾りっ気のない黒の着物に髪型

「ゲンマ?そう言えばゲンマと同じ班になったのでこれから宜しくお願いしますね」
「ああ…」

どうやら、くノ一としては立派に成長したらしい
そりゃあの伝説の三忍にの一人に見込まれたほどのヤツだから当然といえば当然だが…

それにしてもシズネの師匠の綱手までとはいかないがもう少しくらい成長しても良かったんじゃねぇの?

…別に貧乳が嫌いとは言わないが

「あっ、私まだ挨拶廻り終わってないので行きますね!またあとで!」


まぁ…あの明るい笑顔は変わってないのが一番か


「またあとでな」




















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